2012年04月25日

4/3 NHKニュース がれき問題に関しての防府市民のインタビュー

4/3 NHKニュース がれき問題に関しての防府市民のインタビュー
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/e30e4ad14e3917eb71984e5a7a79e923
小出裕章さんのお話を聴く会 スタッフブログより。



4/3 NHKニュース 情報維新やまぐち で瓦礫問題に関して2人の防府市民の声が取り上げられました。

環境と自然エネルギーを考える会の代表・大野弘恵さんと自然農法で農園を営む石田正記さんのインタビューです。

大野さんは、放射能汚染から子どもたちの故郷を守りたい母の思いを、石田さんは、防府市の瓦礫受け入れ発表により早くも起こった注文キャンセルのこと、第一次産業への影響を切実な問題として訴えました。

しかし、NHKのまとめは公平性に欠けると私は思いました。大野さんはきちんと根拠があって受け入れに疑問を投げかけているのであり、闇雲に不安を言っているわけではないし、石田さんの「注文キャンセル」も実際にがれきの焼却が始まれば「風評被害」から「実害」にもなりうる状況だと思います。

市民の声を取り上げたことは評価できるけれど、そのまとめは視点が市民ではなく、環境省・政府側に偏っていると感じました。今まさに、「絆」という美名のもと「公害」が行政によって引き起こされようとしていることへの危機感がなさすぎると思います。反対意見に「行政の説明不足」によるものという決めつけも一方的な印象をうけました。マスコミの同調圧力を感じます。

ニュースを見た小出裕章さんのお話を聞く会のスタッフより

「市民への十分な説明が必要」という記者のまとめは問題点の提示が不十分。防府市も県も国も、それぞれに責任の所在をあいまいにしたまま丸投げしあっており、これは原発立地地域の自治体、福島県や国の姿勢と同じ。危機の時にこそ、住民の命と健康を守るという国や自治体の首長の姿勢を明確にしなければならないのに…、という意見が出されました。

被災地のがれき問題を解決しようとして、地方の市町村で、また別の大きな問題を発生させていくわけですから、それは失策と言わざるを得ません。問題は小さくしていかなければならないからです。県や市は、国の失策の砦にならなければ、地方自治の意味はないということを、防府市の行政担当者は肝に銘じてほしいと思います。

予防原則で動き、がれき受け入れを反対している札幌市長のコメントを転載掲載します。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001204060003


東日本大震災のがれきの広域処理=キーマーク=要請に対し、札幌市は国の示した基準では「受け入れられない」と回答した。上田文雄市長に5日、決断の理由を聞いた。

■放射性物質、時で解決せぬ
■最悪の事態 選択前に示せ

 ――「受け入れられない」と回答した一番の理由は

 普通のがれきと放射性物質は違うということ。がれきは時間で解決できるが、放射性物質は時間で解決できない。内部被曝(ひばく)の問題もある。いま国が示している基準は外部被曝についてだ。内部被曝については世界的に確立した理論がないのが現状だと思う。
 しかし、管理をしている間に、必ずそこが問題になる。広域でバラバラな管理基準になることが十分予想される。長い時間管理する中で土壌汚染が生じれば、経口摂取の危険性もある。

 ――時間で解決できない、とは

 福島第一原発事故のときに政府が盛んに言っていた「直ちに影響はない」というのは、言い換えれば「将来は分からない」ということ。5年10年の間に被害が現実のものとなったら大変なことになる。

 ――国が示す基準に疑問を投げかけているが

 どこを見ても、放射線と人間の関係についての深みのある情報が提供されていない。いま示されている数値で本当にクリアできるのか、埋めてしまえばいいという問題なのか、政府からは説明がないように思う。誰も確証を持っていないのに、地方を分断するような判断を迫るのはよくない政策ではないかと思う。

 ――どのくらいの数値ならいいと考えているか

 「何ベクレルならいいのか」というのは非常に難しい質問だ。「これなら大丈夫だ」ということは言えない。ただ、「今より環境を悪くしたくない」という思いだ。札幌市内の清掃工場の焼却灰からは1キロあたり13〜18ベクレルの放射性物質が検出されている。僕が「(がれきを)受け入れない」と言えば、プラスアルファは防げる。

 危険性の高い環境をつくるのはリーダーのやるべきことではない。最低限言えるのは、被災地から場所を移さずに完全な管理下に置ける処分場をつくり、全国民の税金を使って押さえ込むということを徹底してやるべき、ということだ。

 ――受け入れに前向きな自治体もある中、「苦しい選択をした」とも述べている。「地域エゴ」と受け止められないように、どのように理解を求めていくのか

 それぞれの自治体の首長は、それぞれの状況に応じた市民の安全を考えておられると思う。「困っている人がいたら助けるのは当たり前ではないか」という大合唱の中で、ソロで頑張るのはなかなか厳しいものがある。だが、受け入れに手を挙げているところも、同じことを言っているのではないか。札幌だけが際立ったことを言っているわけではない。今だけ我慢してできる問題と、放射性物質を管理しなければならないという時間の長さの問題がある。そこが完全に欠落した議論になっている。

 最悪の事態は何かということをきちんと明らかにして選択させることが重要なのではないか。「安全だ、安全だ」では、原発事故の時と同じだ。放射性物質の扱いについても、「最悪の場合はこうだけれども、やってくれるか」ということでの選択でなければならないと思う。
 (聞き手・芳垣文子、石間敦)

もうひとつ 

「(ガレキを)受け入れないと判断したことが後日歴史的に誤りだったと評価されても、市民の安全は守られ、私が批判されれば済みます。けれども、受け入れて間違いだったと分かるときには市民に被害が出ている。私にはそれは耐えがたいのです。」

これは、7日の北海道新聞のシリーズインタビューに掲載された上田文雄札幌市長の言葉です。





posted by ぱわふる at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 山口県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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