2012年05月01日

災害がれき処理 施設の状態を検証しよう。

http://fukushima-health-survey-project.info/2012/04/18/%E7%81%BD%E5%AE%B3%E3%81%8C%E3%82%8C%E3%81%8D%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E3%80%80%E6%96%BD%E8%A8%AD%E3%81%AE%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%82%92%E6%A4%9C%E8%A8%BC%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86%E3%80%82-2/
フクシマ健康調査プロジェクト

災害がれきの処理が噂される施設について、その安全性について検証してみませんか。何よりもまず、現場の調査をして施設の実態と操業状態を把握することが大切です。その上で、以下のような情報を入手することをおすすめします。資料が入手できたら、ぜひ、みなさんで議論してみてください。

☆ 当該の施設の構造に関する許可申請書類(自治体は届出施設)

☆ 施設の設置にあたっての生活環境影響評価書

☆ 法に定められた施設の維持管理データ

●焼却施設:大気汚染防止法・ダイオキシン類対策特別措置法などで義務付けられた測定結果があります。
●最終処分場:水質汚濁防止法・廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで測定を義務付けられた処理排水の水質・放流先の水質・地下水の水質に関する測定データがあります。

☆ 施設の操業に関する維持管理データ

●焼却施設の一次・二次燃焼炉やバグフィルター直前の温度に関するデータ、燃焼炉の一酸化炭素・酸素・塩化水素濃度データなど。これらは、安定的な燃焼がされているかを連続モニタリングしているデータですので、きちんと分析することが大切です。とくに、バグフィルター直前の排ガス温度はバクフィルターの煤塵の集塵能力に直結するデータです。

●最終処分場の地下水の連続モニタリングデータも重視してください。地下水の電気伝導率や塩素イオン、イ オンバランスが異常値を示していたら、その処分場の遮水工が壊れている可能性が高いと考えなければなりません。また、埋立物の中にたまる水を処理した浸出 水処理水も決してきれいというわけではなく、放流先の自然河川のいのちが一変している処分場がたくさんあります。その意味で、水生生物の観察も重要です。 驚くことに電気伝導率や塩素イオンが時間帯によって著しく異なる場合があります。排水の放流が間歇的に行われていることを示唆しています。法に定められ た放流先の自然河川の水質検査が、処理水を放流していないときに測定している事例もありました。

施設の操業記録

その施設で、いつ、何を、どのように処理したかを把握してください。

指導経過記録簿

都道府県や政令市・中核都市など廃棄物処理法上の許可権限(自治体・事務組合・広域連合・事業団は届出)を持つ自治体の担当課では、おおむね月に一度、当該の施設の立入り調査をしています。この記録のことです。自治体によって呼び方が異なることがあります。住民からの苦情に対する対応記録、事業者との会議の記録もあります。

☆ そのほかに、

自治体の施設計画を定めた「廃棄物処理計画」や「施設設置計画」、
施設の立地選定のための検討会の議事録
なども入手してください。人口が増加する、廃棄物が増えるというウソだらけの基礎データを並べての過大施設建設が横行しています。
●民間の施設(産業廃棄物処理施設)も含め、許可手続きのプロセスに許可申請書類を検討する委員会があります。その委員会の議事録も入手してください。「ホントに専門家なの」とがっかりする事例も少なくありません。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、第八条の三(一般廃棄物の維持管理)と四(記録及び閲覧)では、省令に定められた維持管理の状況は「インターネットの利用その他の適切な方法により公表しなければならない」とされ、記録を備えておいて「生活環境の保全上利害関係を有する者の求めに応じ、閲覧させなけれ ばならない」と定められています(産業廃棄物については上記の規定が準用される。同法十五条二の四)。ところが、法に基づいて閲覧を求めても「キョトン」 とするばかりで「情報公開を求めてください」などという事業者が少なくありません。「そんな法律あるのですか」と聞き返されることも。

決して、災害がれきの処理を考えるとき「バグフィルターがついていれば大気汚染はない」、「管理型最終処分場であれば問題ない」などという話ではありません。それぞれの施設の実態に唖然とすることが少なくありません。

私には密かに危惧することがあります。災害がれきの処理を一里塚として、その十数倍以上の量が発生する除染廃棄物の処理について「8000ベクレル以下だから」とか「10万ベクレル以下の汚染だから」といって、 「災害がれき処理と変わらないから受入れてくれ」と、押し付けられることになりはしないかという心配です。素直になれない非常識講師の杞憂であれば良いのですが…。

posted by ぱわふる at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | がれき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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