2012年05月02日

「福島や首都圏の除染の現状」山内知也氏4/30たねまきJ(内容書き出し)

東京都が除染を断っていることを皆様ご存知でしたか?
近隣の県が一生懸命除染しても、ガンマ線は100m以上離れた所からでも飛んでくるので
近隣の県の数値が下がらない。


これって東京都の責任は重大ですよね。

それから、山内先生は、一番濃いガスがやってきた3月15日に東京に雨が降っていたら福島並みの汚染になっていた、快晴だったので最悪の事態は免れたとおっしゃっていますが、実は東京で3月15日に雨が降ったところがあるんです。

怪我をしていたのに、その雨に濡れた私がそのあとどういう体調不良を起こし、
山口県に移住を決意するに至ったかを次回の記事で書きたいと思います。


どこの病院に行っても
「このような症状は見たことがないけど、放射能のせいでないのは確かだ」と言われ、
結局仕事を辞めて自主避難するしかなかった経過を書きたいと思います。



http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1826.html
みんな楽しくHappy♡がいい♪より。

山内知也先生のお話です。
東京から兵庫へ妻子を避難させている方からのお手紙から、
東京都にも放射線管理区域に指定しなければならない地域がある事。
その事を行政は住民に周知徹底をしていないし、
そして東京都には除染をするつもりがない事。
高濃度汚染の東京都都の境にある埼玉県では除染を進めているが
東京側が除染をしないので線量が思うように下がらない事。

しかし、東京都は一番濃い雲が上空にあった時には晴天であったために、
もっと恐ろしい事にならずに逃れる事が出来た。
天候と風向きに左右される汚染には距離は関係ない。
そして、山内先生が福島へ測定にいかれた時に、
「測定はしないでください」と現地に行ってから言われた事。

除染が終わっている郡山市の小学校ではいまだに放射線管理区域にしなければならない程の線量がある事。
そして、事故以前は子どもは大人の10分の1の基準で考えられる事が普通であった事をあげ、
20ミリシーベルトで家へ帰ってもいいとする国の方針に警告を発します。
大飯原発の再稼働と地元との考え方を、
この東京にまでも汚染が及んでいる事実を踏まえて考えます。

「福島や首都圏の除染の現状」山内知也氏4/30たねまきJ(内容書き出し)



たねまきジャーナル今日の特集です。
今日のテーマは「福島や首都圏の除染の現状」です。
この1年ですね、各地の除染という事でいろんな処を走り回って、
住民の皆さんのためにと除染の活動をしてこられました。
神戸大学の大学院教授の山内知也さんです


水野:これまで、お電話などでお話しをさせていただいた事が、たねまきジャーナルでございますが、
今日はスタジオにお越しくださいました。ありがとうございます。
早速なんですけれども山内さん、お一人リスナーの方からメールがきまして、
この方は、「妻子を兵庫県に避難させているんです」っていう方なんです。
避難させているっておしゃるから、福島の方かな?って私は最初思ったんですが、
どうやら住所を見ますと東京の方のようです。
東京の方なんですが、奥さんと子供さんを兵庫県に避難をさせている。
そして「自分は仕事なので、東京都内では線量の高い場所で仕事を続けています」こういう方からお便りが来ました。
で、この方がおっしゃっているのは
除染っていうのはね、必要だと思うんです。
子どもの通り道や学校などでは必要だと思うんですが、どこまで効果があるのかを疑問にも思っています。
こんなふうにおっしゃっているんですが、
山内さんはいろいろな除染を行ってきて、この方にお答えいただくと、どうですか?
東京でもこういうふうに子どもさんを避難させなきゃいけない状況の方もいらっしゃるようですけど、
そんなに東京でも、ま、かなり、今1年経って、気にしなきゃいけない状況ですか?

山内:多分、東京も地域に非常に依存すると思うんですよね。
で、特に東のあたりで汚染のレベルの高いところであれば、
避難するかどうかは、もう個々の方の判断であると思いますけど、
粘土であるとか、地衣類とか、

水野:地衣類って苔みたいなものですか?

山内:苔よりももう少し、あの、下等って言ったら失礼ですけど、菌類ですよね。

水野:菌?はぁ・・

山内:はい、それが成長する時にセシウムをどんどん、どんどん溜めこんでいって、

水野:だからキノコもセシウムを取り込みやすいっていうんですか

山内:一緒です。
それが地面に露出した状態になっているんですよね。
で、非常に私が思っていたよりも1桁ぐらい高い。

水野:東京でも高いところが、1桁ぐらい高いところが・・

山内:東京でもあります、はい。
だからそういうところは率先して除染、掃除をするというようなところが必要なポイントはあると私は思っています。

東京の汚染地域

平野:東の方と言うと、大体どの辺ですか?

山内:江戸川区であるとか、葛飾区であるとか、
私がサンプルというか、計測に行ったところがそうだという事だけなんですけれど、


水野:葛飾区のある公園での状況というのも教えていただけると思うんですが、
これは水元公園ですか?

山内:水元公園。地元では非常に有名な所なんだと思うんです。
実は、水元公園は事実上設計された様な方と一緒に
「計測してくれないか」という事で、水元公園の中を回ったんですけれども、
綺麗な芝生があったり、あとは池もありまして、そこに葦(あし)が生えていたりするんですけどね、
私が行きましたのは2月の事でして、葦はもう刈ってたんですよね。
で、例年は東京各地葦焼きをもちろんするんですけれど、それはさすがにもう今年はしないというふうになっている

水野:それはセシウムを懸念してですか?

山内:そうです、汚染してるんですね。
燃やすとそのままセシウムを飛ばしてしまうという事になったので、
今年は葦焼きどこもしていないと思うんです。

水野:東京の葦でも、燃やす事は止める

山内:普通に野焼きをしちゃいけないんですね。

水野:はぁ・・

平野:数値的にはどうなんですか?

山内:数値的には、空間線量しか測っていないんですけど、
公園の中の林ですかね、そこに葦を敷き詰めるような状態になっておったんです。
そこに入っていきますと、1mの高さで0.8〜0.9マイクロシーベルト/時あるんです。

水野:0.8〜0.9マイクロシーベルト/時というのは、どのくらいの高さですか?

山内:たとえば福島市のレベルとかね、そういうレベルですね。

水野:あの・・・確か放射線管理区域に指定されるのが・・

山内:それが0.8ですね、0.6かな?

水野:0.6マイクロシーベルト/時って・・・確かそうですよね。
・・・っていうことは、0.8や0.9マイクロシーベルト/時っていうことは、
えっ!?放射線管理区域に指定されるべきところが・・・

山内:ところが公園の中にあったんですよ。
だから、私は「すぐに立ち入り禁止にしなさい」とか、そういう事を申し上げたんです。

水野:そしたら、そういうふうに実際なるんですか?立ち入り禁止に。

山内:えっとね、それをどこかの業者に処理してもらったという話だけを聞いたんですけれど、
その後具体的にどうなったか?というのは私は承知していないです。

水野:でも、普通公園って言ったら、小さい子どもさんを連れてのんびり遊びに行きますもんね

山内:そうです。だから、我々の近くの方にも子どもさんが近づいて来ていたんで、
「こっちへ来ないでください」と一緒に注意喚起をしました。

水野:そんなこと言われても、その地元の人達は「え?何で?」って、

平野:あんまり行政が周知徹底をしてないんでしょう?

水野:ねぇ〜

山内:行政は、していないですね。

平野:ああ、そこが問題ですね。

水野:はぁ〜

東京の方針は「除染しない」

山内:東京が除染はしないという方針で臨んでいますから

平野:ん・・・

水野:あ、そうなんですか?基本的には除染はしない?

山内:除染はしないという事ですね。
ですから環境省が基準で0.23マイクロシーベルト/時というのが一つの基準となっていますけど、

水野:0.23マイクロシーベルト/時あったら除染しましょうと、

山内:あったら、除染するんであれば国が補助しますよと、いう事だと思うんですけれども、
東京はそれは「うちはしませんっていうふうに言っているんです。


水野:なんでまぁ、また0.8とか0.9もあったら

山内:ま、全部じゃないんですけどね。全部0.8とかじゃないんですけど、でも、

水野:あるスポットだけでもね、

山内:イヤ、あの、その外も0.23はあるんですよ。

水野:あるんですか!?

山内:あります

水野:ほな本当に本格的に

山内:本格的にする気であればできるんですよ。

水野:なのにしないんですね。

山内:東京はしないという方針ですね

平野:東京都はだけど、がれきを引き受けるとかいう話があって、そんな話じゃないですよね、本来は。

山内:だから、がれきよりも東京都の中のゴミ方がレベルが高かったり、

平野:ねえ、足元の方がね。

水野:えーーーーっ!?まずはそこの現実をみないとダメじゃ

山内:だからそこからなんですよ、特に。

水野:そうですよね、どっかの島こうてる場合じゃないじゃないですか

山内:いや、それはよく知りませんけど(笑)

水野:それは別の問題かもしれません、でもこれは国がちゃんと責任を持って除染するというてる値なんだから、国にやって下さいと、東京都が言えばいいんでしょ?

山内:国じゃなくて、主体は多分自治体がやらなければいけないと思うんですけれど、

水野:補助が出るっていう事ですね、国からね。
はぁーだけど、これたとえば一つの池を東京都と埼玉ではさむような格好なんでしょ

ガンマ線は100m先まで飛ぶ

山内:そうですね、水元公園は東京都と埼玉県のちょうど県境にあって、
埼玉側が三郷市という町といいますか市なんですよね。
わたし、三郷市にも昨年6月に計測に行った事があるんですけれど、
この公園を回った時には「やっぱり結構高いな」と、で、
「この池の向こうは東京なんですよ」っていう話を聞いたんですけど、
ちょっと東京の方がその場合は高かったという事になりますね。


水野:これ自治体が違いますと対応も変わってくる可能性がありますか

山内:三郷市は除染をするんですよ。
小学校の校庭なんかでも土を入れ替えたりした小学校も、もう現にあるんです。
で、これからどんどん綺麗にしていこうとしているんだけど、
池を挟んだ相手側の東京が綺麗にせんはったら綺麗になりません。


水野:なりません?

山内:なりません。

水野:はぁ、除染っていうのはその場所だけを綺麗にする事では不可能・・・

山内:もちろんそのひとつのポイントのセシウムを除くという事はしなくてはいけないのですけれども、
ガンマ線で考えると、100m以上離れた所からであっても飛んでくるので、

水野:100m離れても飛ぶんですか?

山内:飛びます。

水野:ガンマ線って

山内:ガンマ線は飛びます。
光と同じなんで、光と同じというか、光なんで飛んできます


平野:ん・・・

水野:へぇ・・・

山内:もちろん空気で散乱されたり、吸収されたりするんですけど、飛んできます。

水野:はぁーー!

平野:そもそもこのあたりにセシウムが飛んできたというのは、先生なりにどう分析されているんですか?

山内:このあたりというのは水元のあたりですか?

3月15日晴天に東京は救われた

平野:東京都に

水野:だって、200キロほど

山内:ええ200キロ離れていますね

水野:福島原発から離れているところで、こうやって放射線してい管理区域に指定されるべき値が出るという事はどういう事ですか?

山内:これは一番濃いガスがやってきたのが、昨年の3月15日の当たりだったと思うんですよね。
で、その時は東京は快晴だった筈なんです。
ですからさほど多くのセシウムはくっつかなかったと、


水野:これでも!

山内:で、そのあと、21日、22日当たりに、実は東京は雨が降っていたはずなんですよね。
その時に地上に降り注いだんですよね。
で、その時はだいぶ空気中のセシウムは薄くなっていたので、このレベルで済んだという事です。


水野:えっ!?これでも、このレベルで済んだと思わざるを得ないような、

山内:思わなければいけないんです。
ですから、15日に雨が降っていたとすると、今の福島レベルに東京がなっています。

平野:ん・・・・

水野:えぇーっ!
あの、平野さん、今ね、
原発再稼働を考える時に、再稼働には地元の理解が必要だと。
その地元はどこからどこまでをいうのかというのがいま大きな議論ですけれど、

大阪は大飯原発から100キロ。200キロなら和歌山

平野:だからこれを当てはめると、大飯のがいま大きな問題になっていますが、
これは大阪なんかも当然同じような距離になりますよね。

水野:大阪は確か大飯原発から100キロだと

山内:100キロです

水野:ですね。
今お話ししているのは福島から東京の水元公園、ま、200キロですが、

山内:200キロ、倍ぐらいあります

水野:100キロなんていうのは、これは・・・

平野:和歌山あたりまで行くんですよね

山内:和歌山、はい。

水野:200キロで和歌山が入りますか。

山内:ですから、福島と東京というのは大飯と和歌山県という、そういうことになります。

平野:兵庫、私が住んでいる兵庫県なんかもすっぽりですね。

水野:すっぽり入りますよね。

山内:もっと近いところですね。

水野:京都も滋賀はもちろんですけれども、

山内:ええ、ですから、汚染のレベルで言ったら、
もちろん近いところにガスが沢山やってくるだろうというのはその通りなんですけど、
雲はもっと広がっていきますから、雲がやって来た時に降雨があるかどうかですね。
特にセシウムの場合は。


水野:雨が何時降るか、そして、いわゆる風上か風下かですよね

山内:そうですね、だから雲が、
セシウムを含んだ空気がやってきている時に雨が降ると、
非常に高濃度の汚染を地上に残していくという、そういう事です。
そこが一番汚染されるという事です。


水野:あぁ・・・
地元かどうか?っていう事をね、もし、放射能の影響を強く受けるかどうかという言葉に置き直すとしたら、ねー、もう、お天気任せですやん。風と雨で決まる。

山内:そうです、風と雨で決まるんです。

平野:再稼働論議はこの辺のところからやっぱり規定していかないとダメでしょうね。地元と、

水野:分かっておかないと、何となく地元っていうイメージでね、私なんかも考える

山内:もちろん近いところに多くの物が落ちるというのは、もちろんその通りなんですけれども、
あの、ほんと・・雨ですね。
雲がどう来ているのか、その時にたまたま雨が降るのか、雪が降るのか、
それによって汚染は大きく変わります。
これは今回福島でもそうですし、チェルノブイリでもそうなっていますよね。


平野:ん〜・・・
水野:ふぅ〜ん・・・・・
あの、先生は実際に福島でね、普通に人が暮らしていらっしゃる地域の
「除染をして下さい」というお声を聞いていかれる訳ですけど、
郡山での例もあるそうで、これはどういう事でしょう?

福島での現実

山内:私は一番多かったのは小学校とか幼稚園の計測をしてくれないかという事で行く事が多かったので、いざ行くと、「できなくなりました」ということで、

水野:なんでですか?

山内:教育委員会なり、なんなりの方が
「やめて下さい」って言ってきているんですという、そういう説明を私は受けるんですよね。
私はお手伝いに行くだけなんで、そこまでで止まるんですけど、
郡山は2月に行ってきたんですけど、
郡山市の議員さんが私を紹介してくれた格好になっていて、学校とも話を付けてくれていたみたいなんですよね。
その中に入れて頂いて、校庭をくまなく2cmの高さと1cmの高を、
線量計を二つ持って友人たちと一緒に回るというようなことをしました。
小学校だったんです。
ふたつで、1つの方は83カ所。もう1つは69カ所まわって、
一つの基準で言うと先程の0.23マイクロシーベルト/時なんですけれども、
それより低いところを探すのが難しいんですよ。


水野:つまり除染しなくてもいいというスポットは、ほとんど

山内:ないんです

水野:なくて、

山内:無い、無いんです。
学校全部が全部除染しないといけないレベルなんですよね。で、


水野:そこで今子供たちはどうしているんですか?

山内:えっとね、運動場の使用は時間制限をしているという形でした。
だけど、「今年はそれを外そうか」という議論をしているんだという事を言ってて


水野:えーー、それはもう「1年経ったからもうええか」っていう意味ですか?

山内:そうですね。だから今4月、もうすぐ5月になるんで、ちょっと、結果は私は聞いてないんですけれども、グランドが0.3とかですね、あるんですよね。

水野:除染しなきゃいけない数値ですよね

山内:もう除染はしたんです。
して、土を全部表面を取って、汚染しているものは深い穴を掘って埋めているんですよね。
で、上から覆土をしまして、


水野:覆っているんですね、土を上から

山内:覆っているんです。
ですからどうも、計測している限りはグランドの土はきれいなんです。
セシウムついていないんです。


水野:ほう!ならなんでそんな高い数値が?

山内:学校の外から飛んでくるんですよ。
さきほど申した100m飛んでくるっていうやつです。


水野:ああ!

山内:だから、学校の中だけ綺麗にしても学校の線量は下がらないんです。外。

水野:ええ!

平野:山で盛れば済む

山内:そうですね、一つの方は法面があったんですね、
法面が非常に高い汚染になっていて、グランドの土は綺麗なのにそこを除染していないから、空間線量は高いまま。


平野:その法面の除染なんていうのは物理的に無理なんでしょ

山内:いや、できます

平野:出来るんですか?

山内:出来ます。簡単に。

平野:ものすごい広い面積になるんでしょ?

山内:いやいや、そんなことないです。グランドの方が広いぐらいなんですね。

平野:そうなんですか

水野:できるんですか

山内:できます。

平野:だけど、現実的にはどこもしようとしていない。

山内:しようとしていないですね。

平野:なんで?

山内:先生がいてはって、
「ここの電量が高いからここの除染が先じゃないですか?」って申し上げたんですけど、
「あ、それは私も知っています」


水野:知ってます・・

山内:「知ってます。だけど、その法面が学校の敷地なのかそうでないのかはっきりしなくて調べてもらってるんだ」とか
なんかそんなふうな事を2月に言うてましたね。
だから、のんびりし過ぎてるように、私なんか話を聞いていて思ったんですけれども、


水野:子どもたちの問題ですからね

山内:だから、除染を徹底的にするんだという意思が感じられないんです。

平野:これはもう、教育委員会が何かそういう方針を打ち出したんじゃないですか・

山内:良く分からないですね。
だから、学校の外になると、学校はもう全然ものを言わないし、
学校の中に対しても言わないし、
だから子供の20ミリシーベルト基準も、学校の中は撤回という話になったけど、
結局、避難する基準とか、そういう意味では20ミリシーベルトが生きたままに今、なっていますよね。


基準の考え方 子どもは大人の10分の1

水野:今、結局国が言っているのは
「1年間に20ミリシーベルトまでのところだったら、皆さん帰って下さい」という方向ですよね。


山内:そうです。

水野:「帰っていいですよ」という方向。
で、これは、大人も子供も一緒・・?にされた数字なんですよね。

山内:一緒ですね。そうです。

水野:これについてどう思われます?

山内:いや、普通にこの事故が起こる前には、何か基準を考えた時には
常に子どもはほとんど、半ば機械的に大人の10分の1っていうのでやっていたんですよ。

平野:ほぉー

水野:大人はもともと年間1ミリシーベルトですよね

山内:1ミリだとすると、子どもは0.1にしようとかね。

水野:あっ!そういうふうにもう自動的に考えられていた

山内:そう、自動的に運用してましたね。
で、ICRPの昔の文書なんかでも、そういう事を書いてあるのがあるんですよ。

水野:えぇーーっ!

山内:ですから、もし20ミリシーベルトっていうんであれば、ま、2ですかね。

水野:少なくても子どもたちには2にするべきである。

山内:ええ。
1だとすると0.1であるという。
そういうふうに読み替えるべきなんだと思うんですけどね、

水野:じゃ、たとえば今、0.8とか0.9マイクロシーベルト/時あるというような学校の状況に、
1年間いたらどうなるんですか?

除染の正しいやり方

山内:それは具体的に計算してみないと分からないんですけれど、
実はね、幸い学校の校舎の中は結構低いんです。
で、むしろ、学校の校舎の中にいてる方が、家の中にいるよりも線量が低かったりしているんです。


水野:なんでですか?

山内:家が汚染されているからなんですよね。

水野:一軒家とか、木造とか、そういう事も関係しますか?

山内:もちろん関係します。
鉄筋建てでも例えば3階なんかだとすると、3階が一番高いとかね。
で、家なんかでも、外がもう除染しているような場合でも家の中が0.3あるとか。
子どもの寝室が0.4あるとかというケースがあるんです。


水野:えぇーーーーっ!

山内:ですからそれは家の屋根が汚染されてしまっていて、
屋根に関しては除染は高圧洗浄水云々っていう話になって、なんか、


水野:あの、ジェット噴射みたいな、シャーッ!って・・

山内:ええ。
で、あれでなんか落ちるような雰囲気で、国も一つの「お薦め」みたいなことでやってるんですけれども、
落ちないんですよ、あれは。


水野:落ちないんだ。
なんかもう、葺き替えちゃうとかそんな話まで、

山内:葺き替えると落ちます。
私の知り合いで二本松で幼稚園をされているところがあるんですけど、そこは葺き替えまして、
0.3とか0.4あった園舎が今は0.1代にまで下がりました。


水野:それ、葺き替えるお金って・・・

山内:そこはもう、自分のところで出したんでしょうね。

水野:うッわぁ〜〜

平野:これは何百万っていうお金が

山内:三百万円って言ってました

水野:うわぁーーーー

平野:とてもねぇ、そんなに簡単に出せるお金じゃないですよね。

山内:はい

平野:しかもその一軒だけやっても、やっぱりさっき先生がおっしゃった周囲から、してないと

山内:周囲から来ます

平野:そうですよね

水野:莫大なお金が必要だという事も・・

山内:そこはまだ、幼稚園であって、お寺さんであって、いろんなところからも協力もあるんで、
で、線量計なんかも随分そろえているんです。
食品も測っている。
たとえば子どもたちのおしっこも測ってる。
そういう活動をずっとされてて、
どこをどういうふうに改良していけば空間線量が下がるのか?という視点で除染をやっているんで、
効果が見えてきているんですけど、
殆どがそういうふうな計測とかをしながらはしていないですね。


水野:ん・・・先生からご覧になると危機感が薄いという・・

山内:いや、あの、それは責められないんですよ。

水野:もちろんです、責めることはできませんけどね。

山内:出来なくて、ただ、全体的なプランがまだでき上がっていないんじゃないかなと、

水野:そこですね、
ま、しかしながら再稼働の話が進んでいるというのが現状で、
その議論をする時にも、こういう事実を知った上で、話をね、自分なりに深めたいと思います。
今日は神戸大学の大学院教授の山内知也先生、どうもありがとうございました。


posted by ぱわふる at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月24日

災害廃棄物を受け入れた清掃工場における焼却測定結果

災害廃棄物を受け入れた清掃工場における焼却測定結果を掲載しています。
東京二十三区清掃一部組合―東京23区のごみ処理HPより。
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/kanri/haiki/kumiai/oshirase/syoukyakusokutei/chuo_0326.html

検出下限値が項目ごとに違っていて、
結果としてどれも不検出と書かれているのはなぜなのか?
その検出下限値の設定は不検出を言いたいための作為的なものではないのかという
私の疑問に誰か答えてください。


港清掃工場での災害廃棄物受入れに伴う放射能濃度等測定結果について

港清掃工場.JPG


墨田清掃工場での災害廃棄物受入れに伴う放射能濃度等測定結果について

墨田清掃工場.JPG


新江東清掃工場での災害廃棄物受入れに伴う放射能濃度等測定結果について


新江東.JPG


中央清掃工場での災害廃棄物受入れに伴う放射能濃度等測定結果について

中央清掃工場.JPG



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2011年05月26日

下水汚泥、焼却灰に放射性物質 関東各地の自治体が処理に頭抱える

下水汚泥、焼却灰に放射性物質 関東各地の自治体が処理に頭抱える
http://www.j-cast.com/2011/05/26096589.html
Jcastニュースより。

福島第1原子力発電所の事故を受け、関東各地の下水処理場や浄水施設の汚泥から放射性セシウムが検出されている。多くの県は汚泥を保管しているが、国は放射性物質を含む汚泥の扱いについて全国的な基準を設けておらず、どこも処理に困っている

東京都では、2011年5月10日から12日にかけて都内12か所、全ての下水処理施設を調査。全ての汚泥と汚泥焼却灰から放射性セシウムを検出し、江戸川区の葛西水再生センターでは、焼却灰から最高1キロ当たり2万9100ベクレルを検出した。同センターは汚泥も最高値の1700ベクレルだった。

セメント企業も受け入れストップ

汚泥から比較的高い放射性物質が検出されるのは、雨に含まれた放射性物質が処理過程で濃縮されるためだ。焼却して灰になると更に濃度は高まる。

埼玉県では県内5か所の浄水施設から出た汚泥を6日に採取したところ、全ての施設の汚泥で放射性セシウムが検出された。最も高いところで3900ベクレルだった。

どこの地域でも困っているのが、汚泥をどうするか。国は12日、福島県内で出た下水汚泥について「当面の考え方」を発表。放射性物質が10万ベクレルを超えた汚泥は可能な限り県内で保管。焼却灰は飛散防止のため容器に入れなければならない、などだ。

しかし、これはあくまで福島県についての考え方だ。県内6か所の浄水施設の汚泥から放射性セシウムが検出された群馬県、下水環境課の担当者は「国土交通省に5月中旬に問い合わせたら『福島県の考え方を援用して差し支えない』という返答があったが、群馬は高くても700ベクレルとかのレベル。福島の考え方には低いレベルについて決まりがないので、それでは困る」と話す。

普段はセメントに再利用するためセメント企業に搬出しているが、放射性物質が検出されれば、企業も引き取ってくれない。結局現在、汚泥は民間施設に保管。6月中旬には保管量が限界に達してしまう所もあるという。

保管できなくなって屋外に置くケースも

埼玉県の水道管理課も「福島県に限っての基準で埼玉には適用できない。これだったら安全という基準がない」と困惑した様子で話す。いつもは園芸用土やグラウンド土に再利用しているが、メーカーへの売却をストップ。県内施設に保存しているものの、7月初めには一杯になってくるという。

県が管理する4か所の下水処理場から放射性セシウムを検出した神奈川県も、現在汚泥を焼却灰にして処理場の建屋内に置いているが、場所によっては、屋外にブルーシートを敷いてその上に土嚢に入れた焼却灰を置き、そこにまたブルーシートをかけている。

こうした現状を受け、神奈川県は25日、国土交通省に緊急の要望書を提出した。放射性物質含む汚泥などの取り扱いに関する明確な基準を策定することや、汚泥をセメントの原料として再利用するための具体的な方策を策定することなどを求めた。県の下水道課の担当者は「国には具体的でかつ実施可能な処理基準を早急に設けてもらいたい」と話している。
posted by ぱわふる at 18:26| 山口 ☁| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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