2012年05月11日

ベクレルの単位 「Bq/kg」 は150倍が世界基準

http://nanohana.me/?p=13393
nanohanaブログより。

2011年3月11日の巨大地震をきっかけに発生した福島第一原発の事故により放射能汚染されてしまった日本。
テレビや新聞に溢れる放射能汚染を顕す数値「シーベルト」や「ベクレル」。

そのベクレルだが、日本では何故か「Bq / kg」を採用しているが、世界基準は「Bq / u」である。
この単位、実は重要なトリックが隠されている。

実は同じ場所の土壌を計測した結果でも、「Bq / kg」で表した方が「Bq / u」で表した場合より数字が小さくなるのである。
しかも、農水省は表土から15センチを採取しているのだが、チェルノブイリなどでは表土5センチを採取しているのだ。つまり、放射性物質が浸透していない部分の土を混ぜて薄めて計測している状態なのである。

以上を踏まえると、
文科省が発表する「Bq / kg」の数値は65倍、
農水省が発表する「Bq / kg」の数値は150倍してやっと世界基準の数値になり、比較することができる。


例えば福島市や郡山市、南相馬市で計測されている1,657,934Bq/kgという数値だが、これを「Bq / u」に換算すると、なんと1億776万5710Bq / uというとんでもない数値になる。

とんでもない数値の場所に人が住み続けているのだ。

posted by ぱわふる at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射能汚染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

東日本全域で放射性物質が大量に燃やされ、濃縮されている!その2

http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/a4aa815200b30684344631f712080879
明日に向けてより。

東日本全域で放射性物質が大量に燃やされ、濃縮されている!その1 の続きです。

------------------------------------------------

守田です。(20120503 23:30)

昨日は東日本の1都16県の焼却炉における放射能測定データを分析しました。
ここからは東日本の汚染実態が垣間見えるとともに、そこで起こっている恐ろしい放射能の濃縮過程の姿が見えるからです。今回はその続きを行います。なお昨日も紹介しましたが、このデータは、以下からすべてが見れます。

http://www.env.go.jp/jishin/attach/waste-radioCs-16pref-result20110829.pdf#search='焼却場放射能測定一覧'

再び各県ごとに分析していきます。今回扱うのは、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県です。かっこの中は測定日。すべて2011年のデータです。セシウム合計の値です。

なお焼却時にガスに混じって舞い上がり、バグフィルターで捕まえられたものを飛灰、焼却炉の中に残ったものを主灰と呼びます。放射性セシウムの多くは飛灰の中に濃縮されているので、主に飛灰の動向をチェックしています。

データが多いので、特徴的なものだけ取り上げます。全体状況をつかむためには、元データを参照してください。


栃木県

全体的に高い値が出ていますが、とくに那須塩原 が突出しています。観光地の日光での値も高いです。各市ごとに示します。

宇都宮市
北清掃センター・飛灰7530Bq/Kg(0708)
南清掃センター・飛灰5200Bq/Kg(0708)
クリーンパーク茂原・飛灰6060Bq/Kg(0708)
日光市
クリーンセンター・飛灰16050Bq/Kg(0713)
那須塩原市
クリーンセンター・飛灰48600Bq/Kg(0705)
大田原市(那須地区広域行政事務組合)
広域クリーンセンター大田原・飛灰13580Bq/Kg(0706)

以下、省略しますが、最も値の低いのが以下の焼却場です。
小山市(小山広域保健衛生組合)
中央清掃センター・飛灰1196Bq/Kg(0714)


群馬県

全体的に高い数値が出ています。最も高いのは沼田市渋川市最も低いのは伊勢崎市です。各市ごとに示します。

前橋市
大胡クリーンセンター・飛灰4030Bq/Kg(0704)
渋川市(渋川地区広域市町村圏振興整備組合)
清掃センター・飛灰8240Bq/Kg(0714)
安中市
碓氷川クリーンセンター・飛灰5256Bq/Kg(0711)
沼田市(沼田市外二箇村清掃施設組合)
清掃工場・飛灰8940Bq/Kg(0701)
片品村(利根東部衛生施設組合)
尾瀬クリーンセンター・6368Bq/Kg(0707)
大泉町(大泉町外二町環境衛生施設組合)
清掃センター・飛灰5260Bq/Kg(0706)

以下、省略しますが、最も低いのは以下の焼却場です。
伊勢崎市
清掃リサイクルセンター21・飛灰1810Bq/Kg(0701)


埼玉県

栃木県、群馬県よりはやや低めですが、高い値が出ています。最も高いのは飯能市、所沢市、吉見町、最も低いのは戸田市です。

さいたま市
クリーンセンター大崎第一工場・飛灰2560Bq/Kg(0706)
川越市
東清掃センター・飛灰3300Bq/Kg(0725)
川口市
戸塚環境センター・飛灰4100Bq/Kg(0706)
所沢市
東部クリーンセンター・飛灰5600Bq/Kg(0719)
飯能市
クリーンセンター・飛灰5740Bq/Kg(0614)
小川町(小川地区衛生組合)
ごみ焼却場・飛灰5400Bq/Kg(0705)
吉見町(埼玉中部環境保全組合)
環境センター・飛灰5600Bq/Kg(0705)

以下、省略しますが、最も低いのは以下の焼却場です。
戸田市
蕨戸田衛生センターごみ処理施設・飛灰870Bq/Kg(0721)


千葉県

大変、高い値が出ていますが、これは千葉県が他県に比して溶融炉を多く使っているため、より濃縮が進んでいるためもあると思われます。そのため他の県のデータとの単純比較はしずらいことをおさえておかねばなりませんが、その上で、県内比較を見ていくと、突出して高いのは柏市で、これに続くのが松戸市です。ただし松戸の場合は、溶融炉ではないので、他県と比較しても高い値であることが分かります。ともあれこれらから、千葉県がかなり汚染度合いが高いこと、同時に、各地で濃縮が進んでいることが見えてきます。以下、市別に分析していきます。

千葉市
千葉市新港清掃工場・溶融飛灰12950Bq/Kg(0715)
松戸市
クリーンセンター・飛灰(固化)47400Bq/Kg(0704)
柏市
清掃工場・飛灰固化物9780Bq/Kg(0703)
第二清掃工場・溶融飛灰固化物70800Bq/Kg(0627)
流山市
クリーンセンター・飛灰28100Bq/Kg(0705)
我孫子市
クリーンセンター・飛灰26500Bq/Kg(0707)
印西市(印西市、白井市、栄町)
クリーンセンター・飛灰13970Bq/Kg(0630)

以下、省略しますが、最も低いのは以下の焼却場です。他と比較して非常に
低いと言えます。
野田市
関宿クリーンセンター・飛灰80Bq/Kg(0715)



今回、見てきた中で特徴的なことは、千葉県の汚染度が極めて高いということです。また千葉県では溶融炉を使っているところが多く、そこでの灰はさらに高度に濃縮されています。このため柏市の第二工場で70800Bq/Kgという値が出ています。溶融炉がより濃縮を進めてしまう実態があらわれています。

ともあれ昨日分析した茨城県のデータも含めて、北関東から千葉にかけて汚染が深刻であるとともに、各地で放射能の人為的濃縮がどんどん行われている実態が浮かび上がってきます。

同時に、これは1都16県全部のデータに共通することですが、このような測定が行われたは、福島原発事故からほぼ4ヶ月前後たってからでした。そのためにヨウ素はどこでも検出されておらず、データはセシウムに限ったものになっていますが、もっと早くに測っていたら、もっと恐ろしい値が出ていたのは間違いないでしょう。つまりその処理過程で、凄い放射線が出ていたわけで、それがたくさんの人々を被曝させたと思われます。

しかも政府が、8000ベクレル以上の焼却灰の埋め立て禁止の指示を出したのもこれまた事故後、3ヶ月以上経った6月です。この指示自身、これまでの法を踏みにじったものですが、これが意味するのは、それまでは測定がなされておらず、そのため放射性ヨウ素をも含み、セシウム濃度ももっと高いゴミの焼却が続けられ、濃縮された灰も平然と運びだされてしまっていたはずだということです。その間、作業者の被曝対策もまったくなされていなかったでしょう。

・・・胸が痛くなるばかりです。

なお、この柏での大変高い値に関して、毎日新聞が当時、報道を行っていたことをあるブログからつかみました。元記事がみつけられなかったのですが、貼り付けておきます。

*****

放射性物質:焼却灰から7万ベクレル超を検出 千葉・柏
毎日新聞2011年7月10日21時41分配信

千葉県柏市は10日、市内の清掃工場で発生した焼却灰から、1キログラム当たり7万ベクレルを超える放射性セシウムを検出したことを明らかにした。東京電力福島第1原発事故の影響とみられ、焼却灰の埋め立てを6月末から中止している。現状では、約2カ月で灰の保管スペースがなくなり、一般家庭などからの可燃ごみの受け入れが不可能になると予想される。

国は6月、同8000ベクレル以上の焼却灰は埋め立てず、一時保管するよう指針を定めたが、一時保管後の処分方法は決めていない。同市は週明けにも国に対し
(1)埋め立て可能な最終処分の新基準策定
(2)一時保管場所の確保
(3)処分費用の全額国庫負担
を緊急要望する方針という。


同市によると、公園や一般家庭の庭などで放射線量を下げる目的で、草刈りや樹木の枝・葉の剪定(せんてい)を実施し、可燃ごみとして清掃工場へ持ち込まれたため、数値が上がった可能性があるという。

2カ所の清掃工場のうち、6月下旬から7月上旬まで3回の検査の最大値は南部クリーンセンターで同7万800ベクレル、北部クリーンセンターで同9780ベクレル。両センターの焼却灰の最終処分場で同4万8900ベクレルだった。

同市は1日平均280トンの可燃ごみを2清掃工場で受け入れ、同21.3トンの焼却灰を最終処分場に埋め立てている。【早川健人】


posted by ぱわふる at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射能汚染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東日本全域で放射性物質が大量に燃やされ、濃縮されている!その1

http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/fb16143656f0bffe1a9ebaf9b29f4bc2
明日に向けてより。

東日本全域で放射性物質が大量に燃やされ、濃縮されている!その2
東日本全域で放射性物質が大量に燃やされ、濃縮されている!その3も是非お読みください。

----------------------------------------------------------
守田です。(20120502 23:30)

このところ、連日、「がれき」問題の分析を深めてきましたが、その中でみえ
てきたのは、「がれき」にとどまらず、ゴミの収集、運搬、焼却という現代社会
が作り出したシステムが、まるまる人為的な、放射能の濃縮過程になってしまっ
ているというとんでもない事実です。すでにこのことに気づいていた方には、何
をいまさらと指摘されてしまうかもしれませんが、これは本当に、もの凄く、
大変なことです。

とくに日本のように生産力が高く、それだけに日々、大量の廃棄物を発生させ、
そのために、ゴミの収集、運搬、焼却、(灰の)埋め立てという巨大な処理シス
テムを作りだしてきた「先進国」にとっては、広域汚染事故の恐ろしさの第一に
数え上げられるものの一つともいえるのではないか。なぜならこの濃縮は、自然
の中での生態濃縮などとは較べものにならないスピードで進むからです。何せ
近代化の中で高められてきた生産力そのものによって濃縮しているからです。

このことを雄弁に物語っているデータがあります。東日本の1都16県の焼却炉に
おける放射能測定データです。何はともあれこれをご覧ください。ここからは、
東日本の汚染実態が垣間見えるとともに、そこで起こっている恐ろしい放射能の
濃縮過程の姿が見えます。
http://www.env.go.jp/jishin/attach/waste-radioCs-16pref-result20110829.pdf#search='焼却場放射能測定一覧'

幾つか高めのデータを拾ってみましょう。データが多いので、何回かに分けます。
今回は、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県を扱います。
かっこの中は測定日。すべて2011年のデータです。

◆岩手県
前にも紹介しましたが、一関市、奥州市で非常に高い値が出ています。
一関市一関清掃センター・飛灰から30000Bq/Kg(0722)
奥州市胆江地区衛生センター・飛灰から10100Bq/Kg(0709)

◆宮城県
他県に較べれば少なめですが、それでも大きな値が出ています。
仙台市の松森工場・飛灰から2581Bq/Kg(0707)
気仙沼市の気仙沼市クリーンヒルセンター・2078Bq/Kg(0727)

◆秋田県
今回あげた県の中では最も少なめです。最大値でも200Bq/Kgを下回っています。
秋田市総合環境センター・196Bq/Kg(0705)

◆山形県山形市が数値が高いです。
山形市立谷川清掃工場・飛灰6900Bq/Kg(0722)
山形市半郷清掃工場・飛灰7800Bq/Kg(0722)
他の市町は数値が下がります。

◆福島県
全般的にもの凄い高い値が出ています。市ごとに表します。
福島市
あぶくまクリーンセンター・飛灰95300Bq/Kg(0722)
あらかわクリーンセンター・飛灰73000Bq/Kg(0722)
郡山市
河内クリーンセンター・飛灰88300Bq/Kg(0722)
富久山クリーンセンター・飛灰86900Bq/Kg(0722)
いわき市
北部清掃センター・飛灰23000Bq/Kg(0722)
南部清掃センター・飛灰21300Bq/Kg(0722)
南相馬市
クリーン原町センター・飛灰49700Bq/Kg(0726)
伊達市(国見町、桑折町、川俣町含む)
清掃センター・飛灰66200Bq/Kg(0722)
二本松市(本宮市、大玉村含む)
もとみやクリーンセンター・33900Bq/Kg(0722)
会津若松市(磐梯町、猪苗代町など会津若松地方広域市町村)
環境センター・18410Bq/Kg(0722)
データが多いので、幾つかの市町を省略

◆茨城県
全般的に高い値が出ています。市ごとに表します。
日立市
清掃センター・飛灰17300Bq/Kg(0817)
土浦市
清掃センター・飛灰12100Bq/Kg(0711)
北茨城市
清掃センター・飛灰10400Bq/Kg(0711)
つくば市
クリーンセンター・飛灰6000Bq/Kg(0711)
ひたちなか市
勝田清掃センター・飛灰15900Bq/Kg(0711)
那珂湊清掃センター・飛灰13800(0711)
阿見町
霞クリーンセンター・飛灰16200Bq/Kg(0711)
龍ヶ崎市
くりーんプラザ龍・飛灰19300Bq/Kg(0711)
守谷市
常総環境センター・飛灰31000Bq/Kg(0711)
小美玉市
クリーンセンター・飛灰12000Bq/Kg(0714)
データが多いので幾つかの市町を省略


幾つか特徴的なことをあげてみると、ひとつに宮城県全般の焼却灰の汚染度よりも、
岩手県一関市、奥州市の方が高い
ことがあげられます。これらはともに内陸の市で
津波被害とは無関係です。沿岸部のものがいくらか運びこまれたことはあったと
しても、基本は内陸ででた一般ゴミからこれだけの放射能が出ているわけです。

秋田県は全般的数値が低めですが、山形県では山形市が高くそのほか、東根市で
3500Bq/Kg、寒河江市で2050Bq/Kgといった値が出ています。
福島県はやはりかなり高いです。比較的汚染が少ないとされている会津若松市でも
非常に高い値が出ています。

茨城県は全般的に非常に高いです。最も高いのは守谷市で31000Bq/Kgです。

ともあれどこもかしこも、一般廃棄物の焼却で、このようなもの凄く高い値の
放射性セシウムが飛灰の中から計測されているのですから、もはや「がれき」云々の
問題ではなく、廃棄物一般の焼却が危険になりながら、平然と繰り返されてきた
ことが分かりますが、大変、気になるのは、それぞれの焼却場の職員に対する
放射線防護の措置がどれだけとられているかです。


同時に、灰を排出し、運搬し、埋め立てる・・・いや今上げた多くが埋め立てが
できずに保管などの処置がなされたはずですが、その処理過程はどうなったのか。
また日々、こうした焼却が行われているわけで、これらの焼却灰は一体どうなった
のか、端的に言えば、そのどの過程でもずさんな管理がなされ、作業員が被曝し、
環境に放射性物質が漏れ出してしまっているのではないか。この点も気になる
ところです。


あるいはこれらの焼却場の炉にそれぞれバグフィルターがついていたのか。また
環境省の見解から、実証実験などなしに焼却が行われてきたことは明らかで、
何らかのモニタリングをしたのか否か。したとした場合、どのような方法でなされ
たのか。これらの点も非常に気になります。
これらについてデータのありどころを知っている方は、ぜひご一報ください。

ともあれこれらの数値をみるだけでも、もの凄く膨大な量の放射性物質が、すでに
焼却され、一部は大気に漏れてしまい、一部は炉内を汚染して残り、一部は灰に
超濃縮されて存在していることが分かります。放射性物質はそれぞれが崩壊して
放射線を出す能力を減らしていくのを待つしかないので、当たり前ですが、焼却で
減るわけはありません。当然、高濃度に圧縮した灰が次から次へと生まれている
わけです。この管理もまたこれまでまったく想定されていなかった大変な仕事です。
厳重な保管が必要であり、これまでの最終処分場に投げ入れるなどもっての他です。


ともあれはっきりとしているのは、ゴミ処理過程が巨大な放射能濃縮過程になって
いるということです。今、何らかの対策を採らなければ、このゴミ処理過程にそって
放射線による健康被害が出てしまいます。いやすでに出ている可能性が高くあります。


データの分析を続けます。


posted by ぱわふる at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射能汚染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。