2012年04月28日

放射性物質以外に瓦礫に含まれていると思われるもの

放射性物質以外に瓦礫に含まれていると思われるもの

瓦礫焼却灰から基準を大幅に上回る六価クロム(岩手県一関)
http://goo.gl/my5E5
放射性物質を全国に拡散する事は絶対にしてはいけないというのが私の考えです。

そして、これは瓦礫を受け入れる全国の自治体だけの問題ではないと思います。
このような、有害物質が外気に漏れ出さないように、
また、焼却灰の中に入ったまま、無造作に埋めないように、
放射性物質の測定はもちろんですが、
他の有害物質もきちんと調べてから焼却して欲しいと思います。


環境総合研・池田副所長
「津波によって流されたがれきは、油類や農薬類などの有害物質を吸収している。
日本の焼却炉における排ガス規制は、ヨーロッパに比べて非常に甘い。
規制されているのは窒素酸化物、ダイオキシン類など5項目にすぎず、重金属などは野放しだ。
こうした未規制の物質が拡散する恐れがある」
とおっしゃっています。
「被災地瓦礫の処分」 池田こみち環境総合研究所副所長の提言(2/15東京新聞こちら特報部)より

1月31日、一関地区広域行政組合大東清掃センターごみ焼却施設の焼却灰から 六価クロム化合物含有量が1リットル当たり7・82ミリグラムと基準値(同1・5ミリグラム)を 大幅に超えたとの報告がありました。


六価クロム 基準値大幅に超す
岩手日日新聞社 (02/01)

一関地区広域行政組合大東清掃センターは31日に開いた同センター公害防止対策協議会で、
同センターごみ焼却施設の焼却灰の六価クロム化合物含有量が1リットル当たり7・82ミリグラムと基準値(同1・5ミリグラム)を大幅に超えたことを報告した。

2011年12月9日に受け入れを開始した被災地のがれき焼却が影響したとみており、1月6日以降受け入れを停止している。

同センターは県の委託を受けて大槌町大槌地区仮置き場の可燃ごみの受け入れを行い、昨年12月に約151トン、1月5日に約9トンを搬入した。

六価クロム化合物の含有量が基準値の5倍以上になったのは昨年12月21日に採取した焼却灰。同センターは薬剤処理が不十分だったことが原因とみており、基準値超過の判明後、がれきの受け入れを停止したほか
焼却灰の他機関での再検査、処理薬剤の添加量を増やすなどの対応を取った。

大槌町のがれきは年度内に240トンの受け入れを予定しており、同センターは安全性を確認した上で受け入れを再開する方針。

今後は東山清掃センターに埋設済みの焼却灰の再処理を行い、 六価クロム化合物の溶出試験を月2回、東山清掃センターからの放流水の検査を月1回行うという。

六価クロムは強い毒性があり鼻中隔穿孔(せんこう)やがん、皮膚・気道障害などの原因になるとされる。


========放射性物質以外に瓦礫に含まれていると思われるもの

■ ヒ素

ヒ素を含む海の泥が三陸沿岸に打ち上げられていることが、東北大の調査でわかった。
ヒ素の環境基準(水に溶け出すヒ素の量が1リットルあたり0.01ミリグラム以下)を超えた地点があるのは 岩手、宮城の両県で岩手県の大船渡港では基準の5倍超、野田村や宮城県の岩沼市と名取市で約4倍。
宮城県気仙沼市の住宅地に有害物質のヒ素を含む大量の土砂が流出した問題で、菅原茂市長は11日、井戸や沢の水から環境基準を超えるヒ素が検出されたと発表。ヒ素は5〜50ミリグラムを摂取すると中毒症状を起こす。

■ フッ素・ホウ素

仙台市や宮城県石巻市など12地点の表土や地下30センチの土壌を採取。ヒ素は半数の6地点で基準を超え、最も高かったのは2.2倍。フッ素は3地点で超えたが、いずれも2倍未満。ホウ素は1地点で1.6倍。

■ 重金属・有機スズ化合物

三陸沖の海底にたまっていた重金属や有害物質が津波で陸上まで運ばれた可能性があるとして、東北大が1日、調査に乗り出した。岩手県から福島県北部までの津波浸水域で、泥を採取して分析する。東北各地にはかつて多くの鉱山があり、ヒ素や重金属が川を通じて海へ流れ込んでいた。現在は使用が規制されている有機スズ化合物が船底の塗料に使われている。

■ アスベスト(石綿)

東日本大震災の被災地でアスベスト(石綿)が飛散していないか確かめるため、近く調査に乗り出す。
アスベストが全面禁止になった2006年までに建てられた建物には、建材として使われている可能性がある。

■ 油・メタンガスの巨大タンク、薬品が入ったドラム缶

宮城県の沿岸部を中心に、工場などに保管された毒性の強い薬品や可燃性の化学製品が各地で流出している。

■ シアン化合物・臭化メチル

石巻市内で、防虫用に保管されていたシアン化合物のドラム缶2本が発見された。殺虫剤などに使われ、毒劇物取締法で劇物に指定されている臭化メチルのボンベ125本なども流出。

■ 硫酸・塩酸

賀城市と仙台市にまたがる化学薬品販売会社・木田株式会社(本社・東京都)の流通センターが津波に襲われ、薬品を小分けしていたポリ容器約2300個が建屋ごと流された。このうち1100個には塩酸、硫酸などの劇物が入っており、約700個は回収されたが、約400個の行方が分かっていない 。

■ 病原性微生物・有害物質

大津波が運んだヘドロは病原性微生物や有害物質を含む恐れがあり、注意が必要。

■ 危険な微粒因子

石巻赤十字病院の矢内医師は、震災後に発生した悪臭は、地域の大気汚染の激しさを物語ると言う。石巻市の工業地域、日本製紙の工場は、港湾の片付け作業は、まだ開始されておらず、工場から出た廃棄物は、依然として放置されたままとなっている。この工業地域では、大気が肺炎を起こす致死微粒因子により汚染されている。




六価クロム毒性

強い酸化作用から、六価クロムが皮膚や粘膜に付着した状態を放置すると、皮膚炎や腫瘍の原因になる。
特徴的な上気道炎の症状として、クロム酸工場の労働者に鼻中隔穿孔が多発したことが知られている。
これは飛散した酸化剤や顔料などの六価クロムの粉末を、長期間に亘って鼻腔から吸収し続けて、鼻中隔に慢性的な潰瘍が継続した結果と考えられる。

また、発癌性物質としても扱われている。多量に肺に吸入すれば呼吸機能を阻害し、長期的には肺癌に繋がる。消化器系にも影響するとされ、長期間の摂取は肝臓障害・貧血・大腸癌・胃癌などの原因になりうる。

六価クロムを粉末状で取り扱う職場は周囲への飛散を防いだ上に、目・鼻・口に入らないよう厳重に管理し、
皮膚や衣服にも付着したままで置かないように厳重管理することが必要である



posted by ぱわふる at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 広域処理してはいけない理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月20日

”みんなで瓦礫処理”の裏側

”みんなで瓦礫処理”の裏側

衆議院議員・気象予報士 斎藤やすのりBLOGより。
http://saito-san.sblo.jp/article/54543637.html

昨日、南三陸町に行きました。被災地の子供に卓球を教えたいという大学の卓球コーチを連れて、卓球教室ボランティアです。会場の南三陸町のアリーナは避難所になっていた場所。いまはこのアリーナで子供たちの歓声が響くようになりました。

一方で街中の様子。

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まさにゼロからの復興です。沿岸部の津波被災エリアは未だ、街の再生計画が具体的に立てられていません。しかし…です。ここ数日、報道されているような「瓦礫があるから復興が進まない」という政府の認識には違和感をおぼえます。

確かに未だ解体が進んでいない建造物はいくつかあります。一方で、瓦礫は集積されており、可燃物は松原公園という場所に仮置きされています。瓦礫の存在が復興の妨げになっているとは思えません。

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確かに松原公園のそばに行けば、

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見た目にも圧迫感があり、気温が上がると衛生上、良くないでしょう。ただ、この瓦礫も5月初めに戸倉の2次置き場に搬出されます(搬出する際にも分別されます)。

瓦礫はゴミではなく、復興事業の骨材やエネルギー源としても使えます。貴重な資材であるという認識を持てば良いのです。問題の衛生面や見た目の圧迫感は人里離れた仮置き場に移動させ、分別・リサイクル処理すれば解決します。そこに雇用とお金も生まれるわけです。

そもそも、なぜ、国は広域処理にこだわるのか?実は環境省は昨年4月に各都道府県に受け入れの協力を要請している。本来であれば、被災地でどれほど処理できるか概算を出し、処理できない量を出してから、広域処理という流れになるのに、初めから広域処理ありきだったのです。

背景には24時間の運転が必要で、一定温度を保たないとダイオキシンなどの有害物質が発生し、、多額の税金で建設されたガス化溶融炉が最近、ゴミ不足で運転休止に追い込まれている現状があります。ですから、ゴミ不足にあえいでいる自治体や業者は瓦礫は喉から手が出るほど欲しいのです。特に発電施設を備え、電気を電力会社に売ることで大きな収入源になっているところもあります。ごみが集まれば集まるほど、収入を得ることができる構造です。


つまり、政府は「瓦礫処理で苦しんでいる被災地の痛みを分かち合おう」と愛国心や互助の精神を刺激し、広域処理をみんなでしなければいけないという世論を熟成させることで、お金のなる木である瓦礫を全国に拡散させることに本音はあるのではないでしょうか。焼却、電気、運搬、広報…国が多額の税金を出し、瓦礫を拡散することで利益を上げる業者がたくさんいるわけです。

ということは、政府が津波被災地で一年間も瓦礫の処理に本腰を入れずに、野積みにさせたことは…。そんな被災地を見捨てるようなことは考えていないと思いますが、本音はどこにあるかはこれから国会で追及します。


posted by ぱわふる at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 広域処理してはいけない理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月16日

瓦礫広域処理 私の考え  衆議院議員・気象予報士 斎藤やすのりBLOGより

瓦礫広域処理 私の考え

衆議院議員・気象予報士 斎藤やすのりBLOGより。
http://saito-san.sblo.jp/article/54471531.html



3月6日に「みんなの力で瓦礫処理」という新聞の全面広告が出ました。

gareki-thumbnail2.jpg

「瓦礫処理が進みません、皆さんで分かち合ってくれ」ということですが…、そもそも、なぜ、瓦礫処理が進んでいないのか?あたかも広域処理が進んでいないから、瓦礫が片付いていないんだというキャンペーンが行われていますが、私は非国民扱いされるのを覚悟で、今回、この広域処理について厳しい意見を述べたいと思います。

がれきの量は阪神淡路大震災の時は2000万トン、東日本大震災2300万トン。総量で言えば、そんなに変わりません。ところが、1年たった瓦礫の処理率は東日本大震災が6.7% 阪神大震災は60%。10倍のスピードです。東日本大震災は津波、原発事故、広域の災害という条件があるので、単純にはくらべられませんが、それでも、なんなんだ、この遅さはと。今回、私はあるものに注目しました。がれき置き場の焼却炉です。阪神大震災で神戸市や西宮市で焼却炉が設置されたのは震災後3か月。その後、焼却炉は15台(兵庫県では34基)増設し、神戸市の800万トンの瓦礫を処理したのです。

私はやはり焼却炉があるか、ないかというのが重要なポイントなのではないかと思います。
何せ、宮城県では震災から1年経っているのに、仙台市の3つの炉以外は動いていないのですから。
ちなみに唯一がれき置き場に炉が設置されている仙台は独自の瓦礫処理方式を取っています。

91-thumbnail2.jpg

・津波被災地に3か所
・1次置き場で分別焼却
・リサイクル率50%以上
・予定より前倒しして処理早く終了
・他自治体からの受け入れも
・焼却灰の放射能検査も

間違いなく、被災地で最も進んだ瓦礫処理の事例です。仙台市長から聞いた話ですが、震災後すぐにリサイクルの専門家を呼んで、この体制を考えたそうだ。マンパワー、財源の余裕がある政令指定都市だからできたということがありますが、仮設置き場で分別もやる、焼却炉を作る=仙台方式を国や県はは積極的に取り入れることを考えなかったのだ。

陸前高田市の市長も著書の中で「市内にがれきのプラントを作れば、自分たちの判断で今の何倍ものスピードで処理ができると考え、そのことを県に相談したら、門前払いされた」と書いています。阪神大震災の治験なども今回の東日本大震災では全然、生きていないように思えます。

宮城県南部の岩沼市や山元町では処理量ゼロですよ。つまり、仮置き場に搬入されただけ。
仙台と同じように、広く平地が広がっています。大きな仮置き場があるんです。
条件は同じです。仙台は13万トン、1割も処理が進んでいるのにです。同じ県南の亘理町の役場に、なぜ処理が遅れているのか聞いたら、『焼却炉のある、なしが大きくかかわっているし、県も、役場もノウハウがなかった。』と言っています。率直に言うと、国も、県も焼却炉の設置を促進してこなかったのではないか。いま、作っているとか、間もなく動くということではなくて、なぜ、震災後すぐに焼却炉設置しなかったのだろうか?

一方で釜石市は可燃物の処理はできているけど、不燃物の処理に困っている。
埋め立てる場所がない、コンクリートがらなどを埋戻し材として使えればいいけど、あてがない。
それから陸前高田市の方は高田の松原の松の流木の処理に困っている。木材のリサイクルができればいい。バイオマスの資材として使いたい、その施設があれば瓦礫の問題はある程度解決する。この不燃物の処理、リサイクルについても国は積極的にコミットしてこなかった。東北のがれきを東北外に持ち出すのではなく、コンクリートがらが必要な自治体、可燃物が欲しい工場などをマッチングしたり、リサイクル施設の建設などをバックアップすれば雇用は増えるし、資材を確保できる。

私は瓦礫については焼却システムの増強、リサイクルの促進で
広域処理に回す瓦礫というのは相当、少なくなくできると思っています。
この瓦礫は被災地に雇用を生みますよ、がれきの分別だけでなく、
復興の資材として様々使えるわけです。

南相馬市の桜井市長は瓦礫を使って、防潮堤を作りたいと言っています。
宮城県の岩沼市も津波の破壊力を弱めるための
10mの丘を瓦礫で作る計画も立てていた。

ところが、これらも進んでいない。

焼却炉はここまで設置せず、復興資材として使うということもほとんど明確にせずに
多くの瓦礫を手つかずにしてきたんです。
それをいま、あたかも広域処理がされていないから、受け入れ自治体が少ないから
瓦礫の処理が遅れているというのは責任転嫁のような気がします。

見た目圧迫感のある、心の復興に足かせになっている「瓦礫」や街の復興障壁になっている「瓦礫」、こういうのはリアス式海岸の場所、気仙沼、南三陸の瓦礫でしょう。ただ、こちらも街のはずれ、山のほうに分別をする2次の仮置き場に瓦礫を移動すれば、圧迫感はなくなる。そして気仙沼に焼却施設ができれば、復興の足かせにはならない。逆に雇用が生まれる、埋戻し材も確保できると思います。

税金が瓦礫の運搬に大量に投入されて、瓦礫は拡散する。一方で被災地では新しい建材をさらに税金で購入しなければいけない。私はみんなの力で瓦礫処理というのは2の次でいいと思います。地元できちんと処理できるようにする環境を整えることのほうが絶対にプライオリティが高くなければいけないと思います。


posted by ぱわふる at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 広域処理してはいけない理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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